【ネタバレなし】「陽気なギャングが地球を回す」が面白かった話【小説感想】
こんにちは、たちつてとです。
最近、小説やゲームを買っても、なかなか最後までクリアできない/読めない
→特にゲームなんかは5000円くらい払っているのに、開始1時間くらいで
やめちゃうなんてザラな無気力系です。
さて今回、伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングが地球を回す」を3日くらいで読み切ることができた!ってお話です。
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なぜこの本か
笑えそうなタイトルだったからです。結論からのべる社会人の鑑!
「逆ソクラテス」で伊坂さんを知り、「チルドレン」、「サブマリン」を読みました。
「チルドレン」は読みきった。
「逆ソクラテス」、「サブマリン」はまだ途中(半年前から更新されず...)
「チルドレン」の陣内さんとかみてると、この作者は頭がいいんだろうなぁとか思ってました。
1/3が撃沈してるとはいえ、どの本でも描写の仕方などがリアルなのか小説の世界観に
浸りやすい作者でしたので、
・タイトルが面白そう
・伊坂さんである
って2点から選択。
ちなみに、めちゃ笑えるかというとそんな作風でもありません笑。
でも、話にのめり込める(=RPGとかアニメで続きがきになる感じ)タイプです。
あらすじ
このご時世、僕があらすじ書く必要もない気がしますが...強盗やってる4人組が、
ゲットした「成果」をある日別の強盗に横取りされます。4人組は、「成果」を取り戻せるか...?って具合です
↑なんかいかにもバカバカしそうで面白そうじゃないですか?
感想
個人的に感心したところ
4人には、それぞれ特殊能力みたいなものがあります。
一人は、嘘が見抜ける力、
一人は、演説化け物、
一人は、すりの達人、
一人は、秒単位の時間を把握する人
この能力のおかげで、状況を打破できたり、話が一つ次の段階に進むことがある。
なんとなくですが、舞台装置のようにメタ的な役割があるようにも思えました。
しかし、それほど目立つわけでもないんです。それぞれがここぞという場面で絶妙に活躍する。
なかなかいい感じのスパイスの役割を果たしていました。
どっかのオルフェンズみたいに、げきつよへいきがストーリーを決定づけることがあってはいけないんですね!
笑えるか
↑にも書いた通り、そこまでは笑えません笑。まとめにもあげるんですが、僕がハマった小説家に森見登美彦さんが挙げられます。バカバカしさ、笑えるという観点では、トップクラスでした。これに比べると、さすがに笑える部分は少ないんですが、話のタイプが違いますから...
話自体は、続きが気になって早く結論が知りたい!ってタイプの面白さでした。
RPGやりたいけど、体力か何かが持たない...って悩んでいた自分にはあった作品でした。
登場人物が割とぶっ飛んでるのは、笑えます。
「演説化け物」にあたる人は、
強盗されたお金は、どうせ保険会社から降りるんだから
銃を持った連中(自分たち)に立ち向かうのは、賢くはない
的な発言をします。
伊坂本では、こんな感じの屁理屈が割と出てくる印象で、結構好きです
とか、
人を殴りながら、人類亡びんかなぁとか思ってる人物がいたりとか。
まとめ(にはなってないですが...)
いや、面白かったっす。シリーズ化されてるみたいので、久々に続きも買おうかと。
この本の世界観に入りやすいのは相変わらずで、すらすら読めました。
様々なところに伏線が張られていて、終盤に回収されてくのは驚きというか感心というか...
ただの日常パートか...って面白く読んでいたところが、伏線やったんかーいみたいな。
しかも、一個だけでなく複数あるところが憎いところでした。
読み終えた後、あースッキリした!、楽しかった!って気持ちよく終われる本です。
【余談】
僕がハマった小説/小説家は、伊坂さんの他には森見登美彦さんの「四畳半神話大系」とか
「四畳半タイムマシンブルース」とか「ペンギンハイウェイ」とか...
「ペンギンハイウェイ」一年前から半分以上進んでないの、思い出したよ...
だったので、新天地開拓かな?と思ってます。
というわけで続きのお話買ってこようってくらいには、
「陽気なギャングが地球を回す」は面白かったって話でした。
←電子書籍、紙の書籍→が続きの話みたいなんで、買ってきます!
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